暑い季節のさっぱりとした
サラダにも使いやすいレタス。
皆様は保管方法を正しく行えているでしょうか?
すぐに赤くなってしまうレタスの
扱い方にお困りではありませんか?
今回はレタスの変色を防ぐ方法や
食感だけでも復活させる方法もご紹介していきますね。
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レタスが変色する原因とは?
レタスが赤色に変色する原因は
劣化ではなくポリフェノールです。
ポリフェノールはほとんどの植物に存在する
苦味や色素の成分です。
リンゴやナスを切ってしばらく置いておくと
色が茶色しますよね?あれと同じです。
ビタミンCやビタミンEと同様に抗酸化作用が強く、
活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、
動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つ成分なのです。
さて、レタスが赤色に変色する
この反応を褐変と言います。
レタスに含まれるポリフェノール色素が空気に触れることで、
空気中の酸素によって酸化され褐色色素を持つ物質に変化します。
こうして空気に触れたところから褐変していくため、
ちぎった断面や外側から赤い部分が出てくる状態になります。
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変色したレタスは食べられるの?
さて、原因が分かったところで食べられるのか?
褐変は劣化ではないので捨ててしまいがちですが、
実は食べられます。
見た目が気になる方は切り口の部分だけ
ちぎって食べたりソースなどで味付けをしてもよしです。
体に害になるような物質ではありません。
注意しないといけないことは
赤みを放置すると黒くなってしまいます。
茶色や黒色への変色はカビが生えている可能性があるので、
食べないことをお勧めします。
腐ってドロドロになってしまったレタスも食べられませんし、
異臭がするのも腐っているサインです。
レタスの変色防止する7つの方法
レタスの変色防止する方法をご紹介します。
1.なるべく早く食べる
生鮮食品ですので買ったらなるべく早めに
食べてしまうことが一番赤みが出ない方法となります。
レタスが日持ちする期間は、
・ちぎってしまったものは1~2日
・半分に切ってあるものは1週間程度
・丸いままひとつは1~2週間程度
切った場合も丸々ひとつでも処理方法や保存方法で
長持ち具合は異なるので注意しましょう。
2.レタスナイフを使う
酸化する原因はレタスの切り口が
鉄などの金属に触れるためとも言われています。
これを解決するレタスナイフというものがあり、
アクリルなど金属ではない素材で作られたナイフです。
3.繊維に沿って切る
半分や1/4に切る場合、線維に沿って切ることによって、
細胞を壊しにくく赤みも出にくくなります。
4.空気に触れさせない
切ったり、ちぎった後、断面が酸化することによって
赤みが出てきてしまうなら酸素に触れさせなければよいのです。
そのためにラップと食塩水or酢水を準備しましょう。
少量の食塩を入れた水、
もしくは少量のお酢を入れた水で洗います。
その水につけてラップをしておくだけで、
酸素に触れることが少なくなり褐変を防ぐことができます。
もうひと手間かけられる方は水気をきって、
濡れた新聞紙等に包んで冷蔵保存するとより長持ちします。
5.丸々ひとつの芯をくりぬく
ひとつのレタスを保存する方法です。
買って来たら芯をくりぬいて
ラップやビニール袋で密封して保存しましょう。
レタスの芯を取り除くときは、
包丁ではなく手でちぎり取るようにしてください。
レタスの芯をくりぬいた部分に
濡らしたキッチンペーパーを詰めると長持ちしますよ。
6.つまようじを使う
レタスの芯につまようじを
3~4本くらい刺しておきましょう。
2週間程度持つらしいですよ。
7.小麦粉を使う
レタスの芯を少し切り、切った部分に
小麦粉をつけると3週間程度持つらしいです。
レタスの食感の復活方法は?
レタスが変色した部分を元に戻すことはできません。
しかし食感がシャキシャキしてみずみずしさが
復活すれば新鮮な感じを醸し出すことができます。
その方法は50度のお湯に
レタスを2~3分つけておくだけです。
レタスを買ってきた時でもしなびてからでも、
お湯につけてから保存すると長持ちするそうです。
スーパーなどで販売しているレタスは、
葉の表面にある気孔を閉じて水分の蒸発を防いでいる状態です。
このレタスを50度のお湯に入れることによって、
閉じていたレタスの気孔が開き、
そこから水分をぐんぐんと取り込むのです。