冬に旬を迎える「いよかん」
実は皮に栄養があるんです!
そのまま食べてとは申しません。
今日は、いよかんの皮の栄養と、
食べ方についてご紹介したいと思います。
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いよかんの皮の栄養は?薄皮にも効能や効果はあるの?
いよかんの皮は厚みはありますが、
夏みかんなどと比べると柔らかく
剥き易いので気軽に食べられる果物です。
みかんの仲間の柑橘類で、同様に温州や
紀州みかんぽんかんにも言える事ですが、
主にビタミンCやクエン酸、
皮の色素の1つである”βクリプトキサンチン”には、
ガン予防効果があるといいます。
さらに実を包んでいる薄皮には
水溶性食物繊維”ペクチン”を実の4倍多く含み、
コレステロール値を押さえる働きをします。
他に皮や薄皮ともに含む”ヘスペリジン”には
毛細血管を強化する働きや血圧上昇を抑える
といった効果があります。
実にも栄養はありますが、
余す事無く食べることで存分に活用出来る!
つまり捨てるところが少ない果物なのです。
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いよかんの皮についてる農薬の心配は?ワックスは取れる?
余す事なく食べよう!
・・・と色々なレシピがありますが、
柑橘系の皮はワックスや農薬が気になるところです。
日本の国産の場合にはとても厳しい
残留農薬基準をクリアしている為
水洗い程度で充分食べる事ができます。
洗う際にはくぼみの汚れなども、
十分に擦り洗いしましょう。
無農薬栽培のものであれば尚安心ですね。
ワックスについては50度のぬるま湯に2~3分ほど漬け、
水洗か、熱湯をかけて1分程度漬け水洗いでもよいでしょう。
国産のものではノーワックスのものもありますが、
念のため行う分には何も悪い事はありません。
いよかんの皮の利用法にはピールやマーマレード以外にお風呂にも!?
いよかんの皮は天日で干してから、
ネットや不要になったストッキングなどに入れて
お湯に入れれば体を温める入浴剤になります。
TVなどで見る皮ごとお風呂に浮かべる方法もありますが、
ちょっともったいない気持ちもあります。
お風呂に使うなら皮だけでも充分ですので、
食べた後に活用してみてください。
ピールやマーマレードも、もちろん美味しく
食べる方法で、柔らかいのでとても作り易いです。
ピールは固めに作る場合は
白いわた部分を取り除きますが、
栄養もしっかり残したい時は
付けたままでソフトな食感で楽しみましょう。
7mm程度の細切りか、
もしくは剥いたままでも良いので
お湯で2回程煮こぼし、水気を切ってから
皮の分量と同じだけの砂糖で煮込み、
透明になったらクッキングシートに広げて乾燥させます。
仕上げはグラニュー糖をまぶし冷蔵庫保管で楽しみましょう。
マーマレードは皮を薄くスライスし、
果肉も使い、果肉の半分量の皮を用意します。
種は捨てずにペクチンが豊富なので
追々とろみ付けに使います。
皮は一晩水に浸けて水気を切り果肉と合わせて
全重量の40%程度のグラニュー糖を加え、
8時間ほど置き、そこから弱火にかけ、
別鍋に種と水100ccを弱火にかけてトロリとしたら、
マーマレードに加えてとろみを見て完成です。