嘘をついていいっていうけど、
そもそもなんで嘘をつくようになったの？

嘘をついちゃいけない「逆エイプリルフール」って
みなさんは知ってましたか？

今回は、そんなエイプリルフールの意味など
ちょっと面白い雑学をまとめました！

エイプリルフールの語源は？どんな意味？？

エイプリルフールは4月1日に
罪のない嘘をついても許されるとする風習です。

欧米発祥の風習であり、

日本には明治～大正の頃に
「四月馬鹿」という名前で広まりました。

英語では「エイプリルフールズデイ」と呼び、
「エイプリルフール」は嘘にだまされた人を指します。

海外ではBBC（イギリスの公営放送局）が
1950年頃から大々的な嘘を吐くなど、

エイプリルフールにウソの報道を
することが広く行われています。

有名なものに1980年の報道で

があります。

エイプリルフールに嘘をつくようになった由来は？

4月1日に嘘をつくようになった由来は
正確にはわかっていません。

ここでは有力とされる説をいくつか挙げますが、
いずれも確証がなく、仮説の域を出ていません。

・グレゴリオ暦採用説

1564年、時のフランス国王シャルル9世が
グレゴリオ暦を採用し、1年の始まりを
4月1日から1月1日に移しました。

これに反発した人々が4月1日を
「嘘の新年」として馬鹿騒ぎしました。

しかし、シャルル9世はこの事態に憤慨し、
町で「嘘の新年」を祝っていた人々を
片っ端から逮捕、処刑しました。

フランスの人々はこの事件に大きなショックを受け、
フランス国王への講義と、この事件を忘れない為に

その後も毎年4月1日になると
「嘘の新年」を盛大に祝うようになり、

これが後のエイプリルフールとなったとする説です。

・揶揄節説

インドの修行僧は春分から3月31日まで
座禅を組んで修行をしました。

修行中は悟りの境地に入っていた修行僧も、
修行が終わった4月1日には
心は再び俗世に戻ってしまいます。

そこで寺は4月1日を「揶揄節」とし、
修行明けの僧をからかう行事を行うようになり、

これがヨーロッパに伝わり、
エイプリルフールと名を変え定着したとする説です。

・ノアの方舟説

方舟を作り洪水から難を逃れたノアは、
洪水が終わった頃を見計らって

カラスを飛ばしましたが、カラスは陸地を
見つけることができず戻ってきます。

伝説ではこれが4月1日のこととされており、
無駄なことをさせられる日から

エイプリルフールが始まったとする説です。

ちなみに、方舟を作ったノアは
アダムから数えて10代目の子孫です。

・古代ローマのお祭り

古代ローマでは1年に1日だけ、
主人と使用人が入れ替わる！

というお祭りが行われており、

このお祭りから
エイプリルフールが生まれたとする説です。

逆エイプリルフールってどんな意味なの？

前述のグレゴリオ暦採用説のうち、

シャルル9世が処刑した人々の中に
13歳の少女が含まれていたことから、

彼女への哀悼の意を表して1564年から
13年毎に「嘘の嘘の新年」を祝い、

その日を1日中、全く嘘をついてはいけない日
とする風習がうまれました。

これが逆エイプリルフールです。

13年に1度というのがネックになったのか、
エイプリルフールは広まりポピュラーなお祭りとなりましたが、

「嘘の嘘の新年」こと逆エイプリルフールは、
次第に人々の記憶から消えていきました。

ちなみに次の逆エイプリルフールは2019年です。