秋といえば、町を歩けば
黄色の葉っぱを散らしながら、
独特のにおいを漂わせる植物「銀杏」
銀杏に栄養ってあるの?
中毒性があるって本当??
今回は銀杏の栄養の知られざる正体について、
ご紹介させていただきます。
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銀杏の栄養やカロリーは?どんな効果や効能があるの?
銀杏はとても栄養価が高く、不足しがちな
・カロテン
・ビタミンC
・カリウム
・マグネシウム
・リン
・鉄
といった骨を作るのに欠かせない
ミネラルをとても多く含んでいます。
生の銀杏1粒(可食部3g)あたり
4kcalと低カロリーな食材です。
また、栄養価が高い分、効能にも優れています。
肺を温め機能を高める作用を持つので、
気管支喘息に効き、タンパク質分解酵素が、
体内のタンパク質状の老廃物を取り除いてくれるため、
油漬けの銀杏は肺結核に効く、といったように
肺疾患に関して作用が強いようです。
漢方として夜尿症や咳止めの薬が作られています。
銀杏の皮にも栄養ってあるの?
銀杏は種実類(堅果)に属します。
種実類(堅果)とは、固い皮や空に包まれた
果実や種子のことです。
主な仲間はアーモンドやカボチャの種など。
それら同様に、固い殻を外すと
薄皮に包まれた実(食べる部分)があります。
どの食材にも薄皮には栄養素が
しっかり詰まっていて、
主に「ポリフェノール」を含んでいます。
ポリフェノールは抗酸化物質で、
「若返り」を助ける働きをします。
銀杏の薄皮の栄養について
なかなか見つかりませんでしたが、
栄養価が高いと言われていることは確かです。
なるべくなら薄皮ごと摂取するのが好ましいです。
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銀杏の栄養には食べすぎると中毒になるものが含まれてる?
低カロリーで栄養価が高いなら沢山食べても太らない!
と考える方も多いでしょうが、銀杏には
気をつけなくては、いけないポイントがあります。
それは、中毒性を持っていることです。
神経に働くビタミンB6の働きを防ぐ
メチルビリドキシン(MPN)という中毒物質が
含まれ、痙攣などの症状を起こします。
大人には解毒する酵素を肝臓に持っていますが、
幼児では、まだ発達していないので中毒しやすいです。
子供が中毒を起こした際は、ビタミンB6を
注射すれば数時間で治ります。
大人の肝臓にも限界があるので、
数粒で留めておかないと、
大人でも中毒を起こす危険性があるので注意を・・・
銀杏を食べたいけど、独特の風味の影響で
なかなか手が出せない!
なんて方も多いかもしれません。
「良薬は口に苦し!」と思いながら下処理を終えれば、
待っているのは美味しい秋の味覚です。
拾うより市販の方は匂いは少ないので、ぜひ買いましょう。