食べごたえのある寒天で
デザートを作ったら固まらない!
・・・なんて失敗はありませんか?
割と失敗が少ない寒天デザート、
時には失敗もあるものです。
この間はちゃんと固まったのに・・・。
前回と今回とで何か変えたものはありませんか?
今回は寒天が固まらない原因、
対処方法など合わせてご紹介します。
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寒天が固まらない原因!理由は果物やフルーツ!?
寒天には棒寒天と粉寒天があります。
古くから使われていたものは棒寒天、
煮溶かして固めれば「ところてん」になります。
溶かし易く便利になったのが粉寒天というわけですが、
きちんと溶かした筈なのに、なかなか固まらない事があります。
その原因には「酸」が関係しています。
強い酸と一緒に寒天を煮溶かすと
寒天の繊維が断ち切られてしまい、
冷めても固まらないという状況を生み出します。
オレンジジュースやレモンなど
フルーツを入れて作ったりもすると思いますが、
フルーツ類を入れる場合には、
粗熱を取ってから混ぜ合わせる様にしましょう。
また、フルーツの中でもパイナップルは
酵素によって固まらないことがあるので
加熱をするか、缶詰のパイナップルを使う様にしてください。
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牛乳や豆乳入りの寒天が固まらない原因は?
牛乳や牛乳の代用で豆乳などで
まろやかで食べごたえのあるデザートを
作る場合にも固まらないということがあります。
フルーツも合わせて入れる場合には
先にお話した原因も含まれますが、
寒天を煮溶かす時にどの様にしていますか?
牛乳や豆乳のみを沸騰させた中で
寒天を溶かすのはなかなか難しく、
弱火で煮てもブクブクと
沸騰し過ぎてとても火加減が難しいです。
恐らくしっかりと寒天が溶けていない事が
固まらない原因かもしれません。
棒寒天は煮る前に
ちぎってしっかりと水に浸して戻しておく事!
粉寒天もきちんと煮て溶かす、
仕上げにザルで漉すと滑らかになります。
寒天が固まらない時の対処法!やり直しには再加熱?
寒天が固まらない場合、
そのままでも仕方が無いし、
捨ててしまうのは大変勿体ないです。
その場合の対処法は、
改めて沸かして溶かした寒天と、
固まらなかった寒天を再加熱すればよいでしょう。
フルーツを入れている場合は
除いて寒天のみ加熱します。
追い寒天をした後はしっかりと寒天を溶かし合わせて、
煮立って来るまでは強火にかける。
鍋底にふつふつと小さな気泡が
みえてきたら弱火に落とします。
木べらなどで混ぜて、
溶けきれなかった寒天などが無いのを確認し、
フルーツ類は寒天液の粗熱を取ってから
冷やし固める容器に注いだ後に加えます。
再加熱する固まらなかった寒天と
暖かい煮溶かしておいた寒天を混ぜると
固まらなかった冷えた寒天によって
一気に固まることがあるので
溶け残しが無いよう注意してください。