食中毒といえば
激しい腹痛や嘔吐といった症状が主!
ですが、時には発熱することもあります。
夏場だと風邪やプール熱などと
間違えそうですよね?
そこで今回は食中毒による熱について
ご紹介したいと思います。
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食中毒で熱が出る原因はサルモネラ菌!?
食中毒の原因には色々な菌やウィルスがありますが、
発熱が出る原因には
サルモネラ菌やエルシニア菌があります。
サルモネラ菌による食中毒は高熱が特徴で、
時には40度近い熱が出る事もある様です。
他にも食中毒に見られる代表的な症状
腹痛や嘔吐、水の様な下痢が見られます。
サルモネラ菌の場合はこれらの症状が
治まった後数週間から数ヶ月後に、
反応性関節炎が見られる事があり、
膝やアキレス腱、股関節に痛みと腫れが見られる様です。
エルシニア菌においては重症化してしまうと、
他に内臓や脳などに影響をもたらすとか・・・。
なお、O-157の場合でも発熱は伴う様ですが、
熱よりも腹痛や嘔吐の症状のが強く、
重症化してしまうと血便が現れることも!
合わせてカンピロバクターやノロウィルスも
発熱を伴います。
ただし、38度程度出ても高熱になることはない様です。
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食中毒で腹痛や下痢なしで熱のみの場合は?
食中毒ともなれば何かしら消化器系に影響がおよび、
下痢や腹痛を伴うのが代表的です。
下痢や嘔吐いずれかが見られれば食中毒の可能性はあります。
しかし、熱のみが見られる場合には、
他の原因も考えられると思われます。
ここまでくると素人判断は非常に難しいので、
体調に不安があるならば病院で診てもらうのが賢明です。
なお、食中毒症状が現れるまでの時間は
その原因になるものによって違いがあります。
早いものは食後30分程度で現れるものから、
1週間後に出るものもあります。
・毒素型
(黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌など)
・感染型
(サルモネラ菌・病原性大腸菌・リステリア菌など)
食中毒にはおおまかに2タイプある様です。
毒素型の場合は比較的早く、
感染型の場合は数日経って出るものがある様です。
食中毒の熱は薬で治療できる?予防するための熱処理(加熱時間)は?
熱が伴う食中毒の場合は
解熱剤を飲んだりすると思います。
しかし、その原因菌やウィルスによっても対処法が異なるので
市販薬を用いる事は重傷化させる可能性があるのでおすすめしません。
今後、食中毒にならない様にするには、
加熱処理が代表的ですが
実際には熱に強い菌もありますので一概ではありません。
毒素系の場合は加熱して殺菌はできたとしても、
熱に強い毒素が食品に残っていると食中毒を引き起こすとも。
感染型の場合には生食を避けて、
5度以下で保存管理・75度で1分以上加熱
毒素型の場合は80度以上加熱など言われてますが、
黄色ブドウ球菌は加熱しても防げない場合があるので、
十分な手の洗浄消毒で回避するなどが必要になります。