梨は年中店頭で見かける林檎と違い、
旬の時期にならないと
あまり見かけることがありませんよね。
梨の時期はだいたい8~11月の間とされており、
梨ダイエットをしている方は
このシーズンでしかできません。
今回はそんな食べる機会が少ない
梨の栄養や効能、食べ過ぎると下痢になるのか?
などについてみていきましょう。
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梨の栄養に含まれる効能や効果は?りんごと比べると?
梨とりんごは属性が違いますが
似たような見た目をしています。
食感も味も全く違うこの2つですが、
栄養や効能の違いはどうなのでしょうか?
梨
・水分
夏場はとかく水分不足になりがちですが、
梨は全体の90%が水分でできており
エネルギー回復にもなります。
・カリウム
むくみの解消や摂取しすぎた塩分を排泄する効果、
心臓・筋肉機能を調整する働きがあります。
カリウム不足になると筋力が低下するだけでなく、
反射が低下したり腸閉塞症を発症する場合があります。
・アスパラギン酸
利尿効果・新陳代謝の促進
疲労回復・スキンケア効果などがあります。
・食物繊維
便秘解消や大腸ガンの予防に効果があります。
・ソルビトール
果物のなかでも梨に最も多く含まれている成分で、
便を柔らかくしたり蠕動運動を促す働きがあります。
・プロテアーゼ
たんぱく質分解酵素ですので、肉や魚を柔らかくし
消化吸収をよくする働きがあります。
梨は水分を多く含んでいますので、
旬の時期を考えてみると夏に最適な果物といえます。
りんご
・ペクチン
天然の多糖類であるペクチンは、コレステロールの吸収を
抑制するほか、血液中のコレステロール値を
低下させる働きがあります。
さらに胃潰瘍予防や大腸の発癌抑制などの
働きも持ち合わせております。
・アップルフェロン
虫歯予防に効果があるとされています。
・ビタミンC
美容効果や免疫力を向上させる働きがあります。
「1日1個の林檎が医者を遠ざける」
と言われるように、1日1個林檎を食べることで
肺ガンのリスクの減少や、血液をサラサラにできる!
などの効果があります。
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梨の皮にも栄養や効能ってあるの?
梨の皮を剥いて食べるという方が
ほとんどだと思いますが、りんご同様、
本当は皮を剥かずにそのまま食べるのがいいそうです。
梨の皮にはアスパラギン酸がとても豊富に含まれており、
解熱・二日酔い・むくみに効果があると言われています。
梨は生のまま食べると体を冷やす作用がありますが、
逆に加熱すると咳どめに効果があります。
しかし皮つきのまま食べるのは
農薬の心配がありますよね。
食べる場合はスポンジなどで
あらかじめ洗っておくとよいそうです。
梨の食べ過ぎは下痢になるって本当?目安の量は??
食べ過ぎると下痢になりやすいと
言われる果物の一つとして梨があります。
上記に記述しましたが、
梨に含まれているソルビトールは
お腹をゆるめる作用があり
下痢を引き起こしやすい成分でもあります。
果物の1日の目安量は80kcalとされており、
梨の場合だと200gが摂取量と言われています。
独特な酸味により濃厚な味わいがでる梨、
旬の時期に必ず食べたいものですね!