くわい(慈姑)を食べる機会は少ないですが、
縁起ものとしてお節に入っている事があります。
ただ縁起ものというだけではなく、
きちんとした栄養の面にも注目してみませんか?
今回はくわいの栄養に加えて!
あく抜きや保存までご紹介いたします!
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くわいに含まれる栄養成分やカロリーは?
くわいはそもそも芋類なの?
球状に芽が出ている特徴的な見た目。
オモダカ科の水性多年草の芋で歴史が古く、
芽の部分が鍬(クワ)に見えることから、
「鍬芋(クワイモ)→慈姑(クワイ)」など、
色々転じて言われた説がある様です。
栄養の面では主に炭水化物が主体。
特化しているのはミネラルが豊富です。
カリウムやカルシウム・マグネシウム、鉄分も微量ながら含み、
ビタミンにおいてはEやB1、B2、ナイアシンなど。
特にカリウムは体内塩分と水分の調整から
高血圧を抑えたりする働きに期待が持てます。
カロリーは100g中、128kcal。
それほど多く食べる事は少ないと思いますが、
小さなくわいは素揚げにして食べる事があると思います。
そうした食べ方だと食べ過ぎると
油の分も含めればカロリーオーバーになりかねませんね。
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妊娠中にくわいは食べない方がいい!その言い伝えとは?
くわいは妊娠中に食べない方がいい!
あちこちで目にしますが、
これには独特の苦味であるアクの強さからの様です。
一般的には妊娠中に食べられない事はありません。
100g中、葉酸が120μgを含み
妊婦さんに大切な栄養素を得る事ができると言えます。
さらにカリウムを含んでいるので、むくみ解消などに
繋げる役割りを果たしてくれるのでは?とも思います。
また、漢字で慈姑と書きますが、
中国から渡って来た際の言い伝えに、
慈愛に満ちた女性を表す意味を持っている様です。
「姑=女性」という意味やくわいの生育の特徴から
「1年に12子を生じる=子球がたくさん取れる」事から
子孫繁栄や慈愛溢れる女性(母)が、
子に乳をやり育てる様と重ねられているそうです。
くわいのあく抜き方法や保存方法は?
くわいは苦味が特徴的で里芋やほうれん草にも含まれる
シュウ酸を含むのであく抜きが必要です。
まず皮を剥いた後に1時間ほど水煮浸します。
さらに15分程、米のとぎ汁で下茹でしてから
煮物などにすると美味しくいただけます。
ただ、油で揚げたり焼いたりする場合は、
その下処理は必要がありません。
くわいは乾燥が苦手なので保存をする時は
くわいが被る量の水に浸して冷暗所で保存します。
冷蔵庫で保存する場合は、
新聞紙などで包んだ上から保冷袋に入れて
水分の蒸発がしない様にしてあげるとよいでしょう。