家で保管していたさつまいも。
そのさつまいもに芽が!
野菜の芽と聞くと何か体に悪影響を及ぼしそうなイメージがありますが、さつまいもに芽が出たら食べられないのでしょうか?
そこで今回は、さつまいの芽に関する3つの疑問について解明します。
Sponsored Links
さつまいもに芽が!食べられるの?
保管していたさつまいもから芽が出てしまった場合、まだ食べられるのかどうか気になりますよね。
そもそも、さつまいもの芽がなぜ成長していくのかというと、さつまいもの甘さの元であるいものでんぷんを吸収していくからです。
さつまいもは収穫時期を迎える頃からでんぷんが糖化していき、収穫後時間の経過とともに水分が抜けていきより糖度が増していくことで甘さに繋がります。
芽が出たさつまいも自体を食べることは可能です。
しかし、芽が成長していく分いものでんぷんが吸収されていくため、甘さが減っていってしまうのです。
そのため、甘いさつまいもを味わうためには、芽が出る前に消費することが望ましいと言えます。
もし芽が出てしまったら甘さが減ってしまっているので焼きいもといった素材の味を楽しむ加工ではなく、スイートポテトなど他の調味料などを合わせた加工をすることがおすすめです。
Sponsored Links
さつまいもの芽に毒があるって本当?
さつまいもの芽には毒があって危険だ!という話を耳にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
しかし実はこの情報は間違い!
さついまいもの芽に毒はなく、じゃがいもの芽と混同されている可能性が高いと考えられます。
と言うのも、ナス科のじゃがいもの芽には天然のソラニン・チャコンという毒性分が含まれており、きちんと取り除く必要があります。
一方、さつまいもはヒルガオ科であり、じゃがいもとは別の科の食べ物です。
日本では食糧難の折にさつまいもの芽が食べられていたこともあるくらい安全性の高いものになります。
しかも意外とさつまいもの芽は栄養も豊富です。
食物繊維やβカロテン、ビタミンEなどが含まれています。
さつまいもの芽を使った簡単レシピには、塩を入れた熱湯で1~2分茹でたさつまいもの芽(目安としては両手いっぱい程)を、シーチキン(1缶)とマヨネーズ(大1)で和えたものなどがあります。
茹でることで芽の硬さも気にならなくなりますので、ぜひ試してみてください。
Sponsored Links
芽が出たさつまいもは育てられるの?
さつまいもの芽を食べることはできるけれど、どうせなら芽が出たさつまいもを育ててみたいと考える方もいるでしょう。
実はさつまいもは比較的育てやすいと言われている野菜で、水に浸けて置くだけでどんどん葉が大きく成長していきます。
葉もハート型でかわいい形をしているので、観葉植物として水耕栽培するのもおすすめです。
また、家庭菜園でさつまいもを育てたいという方もいるかもしれません。
しばらく保管していたさつまいもから芽が出てきたことから、土に植えて育てるための苗づくりと植付方法があります。
さつまいもの芽には毒がなく食べることができ、芽が出たいもも味は落ちますが食べることは可能です。
そして、芽を水栽培で育てて観葉植物として楽しむこともできますし、土に植えることで収穫することもできます。
体への悪影響を心配して廃棄する必要はなく、さつまいもから芽が出てもいろいろな方法がありますので、ぜひ気になる方法を試してみてください。