旬を迎えると食卓にあがる「たけのこ」
香り・歯ごたえ・味と春の味覚で、
ごはんや煮物や炒め物などにと
いろいろな料理で食べられる食材です。
たけのこにも知られていない
栄養があるのはご存知ですか?
今日は、たけのこの栄養について
ご紹介したいと思います。
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たけのこの種類と旬な時期はいつ?
たけのこは温暖な地域に生えていて、
種類も多く70種類ほどあると言われています。
食用になっているものは”孟宗竹”を
初めほんの少し種類とされています。
”春の味覚”として
代表される食材でありますが、
孟宗竹においては2月下旬~4月。
そして直ぐに伸びて竹に成長しようとするので
食べられる時期もすごく僅かです。
中には九州や四国などで
11月頃から収穫の始まる
「早堀たけのこ」と呼ばれている
たけのこもあります。
たけのこには他に、
「ハチク」や「マタケ」がありますが、
こちらは少し遅く4月中旬ころから
6月にかけて旬を迎え出回っています。
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たけのこの栄養や効能は?カロリーはどれくらい?
たけのこの栄養は、
うまみ成分でもある「グルタミン酸」や
「チロシン」「アスパラギン酸」
というアミノ酸で、疲労回復に効果があります。
他にカリウムを豊富に含んでいるので
体内に余分に溜め込んだ
塩分を排出する作用があるので
高血圧や、身体のむくみを取る作用があります。
他に植物繊維!
食べていてもわかりますよね!
繊維の塊ですので、
便秘や大腸がん等の予防に働きます。
なお、たけのこのカロリーは、
茹でたものでは100g30kcalです。
たけのこの栄養豊富だけど食べ過ぎには注意!?
たけのこは、精が強い食材です。
そのため食べ過ぎには注意が必要です。
特に胃腸の弱い方には要注意で、
固い食べ物は消化に時間がかかるため、
胃腸を壊し、下痢や胃もたれ、
食欲不振や胃痛が発生することがあります。
そのため口角炎や肌荒れを発症したりします。
他にたけのこの「アク・エグミ」の
原因であるホモゲンチジン酸やシュウ酸。
シュウ酸は結石の原因物質ですので、
結石を持病でお持ちの方や、なりやすい方は注意です。
ホモゲンチジン酸は、
チロシンが酸化して変化したもので、
たけのこを茹でた時にできる白い結晶です。
この結晶は慢性疲労や認知症、
パーキンソン病などの予防・改善効果が
期待されている物質ですが、
チロシンを摂り過ぎてシミの素になる
メラニン色素を多く作る作用もあります。
しかし、たけのこを茹でる際の
米ぬかや重曹といったアルカリ性の水で
除く事はできます。
チロシンは水に溶けにくいため、
収穫後に出来るだけ早く加熱し、
酵素を働きを抑える必要があります。
美味しいたけのこ。
影響を受けやすい方は控えなければなりませんが、
問題ない方は、むしろ便秘解消などにも
よいので、ぜひ食べましょう!