秋の代表的な果物の1つ柿。
甘柿であれば、そのまま美味しく
頂けますが渋柿は、渋くて食べれない!
この渋みの原因はタンニンと言う成分で
食べれるようにするために大事なのが「渋抜き」です。
良く知られている方法は、
ドライフルーツにする干し柿です。
他にも渋抜きする方法はいろいろとあります。
今回は柿の渋抜きの方法について
まとめてみました。
Sponsored Links
柿の渋抜き方法にはドライアイス!?
柿のへたの部分に焼酎を塗って
ビニール袋に入れ、空気を抜いて
口を縛り保存することで簡易的な
アルコール脱渋を行うことができます。
アルコールが苦手な方は、
ドライアイスの気化した二酸化炭素を
うまく利用する方法があります。
方法はまず、ビニール袋に
ドライアイスと柿を入れます。
この時、ドライアイスと実が触れないように
ドライアイスを新聞紙等で何重にも
カバーしておく必要があります。
その後、空気を抜いて口を縛ります。
炭酸ガスが発生するとビニール袋が
膨れますので、ビニールには
だいぶ余裕を持たせて縛るといいです。
直射日光の当たらない場所で
3~4日保管すると、渋抜き完了です。
ドライアイスの量は、
柿10kgに対して1kgです。
柿の量に合わせて調整しましょう。
柿の渋抜きは冷凍することでもできる!?
完熟した柿は、柔らかすぎて食べづらいため、
冷凍してから食べる方法が有名です。
そうすると、シャーベットのように
サクサクと食べやすくなるからです。
解凍して食べたい場合は、
冷凍する前に皮を剥き、くし切りにしてから
2日ほど干すと、解凍した時に
形が崩れなくなるのでおすすめです。
冷凍を柿の渋抜きとして
利用している農家もあります。
渋抜きとしての冷凍は、へたを取り、
皮を剥いてから丸ごと保存します。
2~3日ほど冷凍すれば渋抜き完了となります。
冷凍脱渋した柿は柔らかく流通には
向きませんが、家庭では非常に簡単に
渋抜きが行えるため大変便利です。
Sponsored Links
渋抜きした柿を使ったジャムの作り方
渋抜きした柿は、
そのまま食べることが多いです。
しかし、加工してジャムにすると
レシピの幅も広がります。
皮と種を取り除いて、浸るほどの水で
柔らかく煮ると、フードプロセッサーなどで
簡単にピューレ状にすることができます。
これに柿の量の2割ほどの砂糖を
加えて煮詰めますとジャムの出来上がりです。
渋抜きをした柿の中には、
加熱の際に「渋戻り」してしまう場合があります。
これは、品種によってほ程度が違うようなので、
大量にジャムを作る前に、少量を加熱してみて
味見をしてみましょう。
甘さが保たれていることを確認してから
作ると、渋戻りのリスクを回避できます。
渋戻りをしてしまったジャムも、
タンパク質がその渋みを封じ込めてくれます。
牛乳やクリームチーズなどと
加工すると食べることができます。
渋戻りを怖がらずにチャレンジすると、
新たな柿の魅力にたどり着くかもしれません。