彼岸という言葉は知っているけど、いつ?
と聞かれるとイマイチよくわからない・・・
という人も多いのではないでしょうか?
大人になると、知っておくべき一般常識が
たくさん出てくるわけですが、
こういった行事もその一つと言えるでしょう。
そこで、知っていそうであまり知らない
彼岸のことについて紹介していきたいと思います。
2014年の彼岸の入りはいつ?何をするのか?
など彼岸に関する疑問を解消します。
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彼岸の入りとは?2014年いつ?
彼岸とは、春分・秋分の日を中日として
前後3日を合わせた7日間のことを言います。
1年に7日間ずつ2回あるということです。
その7日間の最初の日を「彼岸の入り」といい、
最後の日を「彼岸明け」といいます。
2014年の彼岸は、
春は春分の日が3月21日なので
3月18日が彼岸入り、
3月24日が彼岸明けとなります。
秋は秋分の日が9月23日なので
9月20日が彼岸入りで
9月26日が彼岸明けということになります。
彼岸の仏事は、浄土思想に結びつけられて
考えられることが多く、浄土思想で信じられている
極楽浄土は西方の遥か彼方にあると思われていました。
そこで、春分と秋分の日には
太陽が真東から昇り、真西に沈むので、
西方に沈む太陽を礼拝することで
極楽浄土に到達できると信仰されていたのが
彼岸の始まりと言われています。
現在では、亡くなられた人々の供養のために、
彼岸の期間に仏壇、仏具の掃除をして
お供え物をして、お墓参りに行くのが一般的です。
お彼岸では何をお供えするの?
彼岸のお供え物としては、
春の彼岸にはぼたもち、
秋の彼岸にはおはぎをお供えします。
ぼたもちとおはぎは同じ物で、
言い方が異なるだけです。
これは、春は牡丹の季節、
秋は萩の季節なのでそれに合わせて
呼び方が変わるのです。
また、こういったお供えものは
地域によって違うこともあるのですが、
彼岸の入りと明けには団子をお供えし、
中日にぼたもち(おはぎ)をお供えすることもあります。
宗派や地域によって異なるので、
これが正解!というのはありませんが、
彼岸の中日にぼたもち(おはぎ)を
お供えすれば問題ないでしょう。
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お墓参りはいつ?彼岸の入り?中日?マナーは??
仕事などで忙しい現代は、
この日にお墓参りしなければならない!
という決まりがあるわけではありません。
しかし、中日に行くというのが一般的なようです。
とりあえず行ける時にお墓参りに
行くというのが基本で、
日を合わせられるのであれば、
中日に行くと良いという感じです。
お墓参りについては、気をつけた方が
良いちょっとしたマナーがあります。
あまり堅苦しく考える必要はありませんが、
公共の場ではありますので最低限のマナーは必要です。
まず、お墓参りには
生花、線香などを持参します。
花はあまり華美なものは、よろしくないとされています。
菊やホオズキ、萩、ケイトウなどが一般的です。
お供え物として生花の他に食べ物、
彼岸でいうと団子やおはぎなどを持っていくことも
ありますが、お供えしたままだとカラスや猫など
動物に食い荒らされてしまいます。
そうなると周りのお墓にも迷惑が
かかってしまうので、食べ物のお供え物は
お墓参りが終わったら持ち帰りましょう。
簡単な流れとしては、お墓の掃除を済ませ、
花を飾り、お供え物(団子など)を
半紙の上に置き、線香に火をつけ香炉に立てます。
その後、墓石に水をかけ、目を閉じ合掌します。
終わったらお供え物は持ち帰ります。
そして、家族でのお墓参りであれば、
服装などはあまり気にしすぎる必要はありませんが、
故人を偲ぶわけですからそれなりの格好になるはずです。
わざわざ派手な格好でお墓参りに
行く人なんてそういませんよね。
あとは、大きな声で騒いだり、ゴミを
捨てたりしないと言う、ごく一般的な
常識があれば問題ないということです。
亡くなった人のことを思えばそのようなことには
ならないでしょうから、お墓参りの基本はその気持ちです。