油は私たち人間にとって
必須栄養素の1つですが、
そのほとんどは「太る」「体に悪い」
・・・と悪者になっている事が多いですよね。
本来は体によいものであるものの、
今や大抵のもので摂取できてしまう世の中で、
必要以上に摂取する事も多く、
それを消費出来ないでいる事で悪者になってしまいます。
油の栄養素!とってよい油とは?
今日は油の栄養についてご紹介したいと思います。
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油に含まれる栄養成分や栄養価とは?
油は私たちの生活に欠かせないものですが、
一体どんな栄養が含まれているのか?
栄養といえば大方ビタミンやミネラルなどといった
栄養素を思い浮かべると思います。
油というとたくさんありますが、
ここでいう油は炒め物や揚げ物に使用する
植物性油を指してお話させていただきます。
植物油にはその原料によるビタミンEが豊富で
日本人はこの栄養素を植物油より
25%ほど摂取しているといわれています。
ビタミンEは血流をよくしたり、
老化の元となる活性酸素の働きを抑えたり
過酸化脂質の生成を抑える働きがあります。
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体によい油と悪い油が含む栄養の違いは?
油も数多く種類があり、ビタミンEが豊富なので
ヘルシーに思われがちですが、
中には「よい油」と「わるい油」があります。
「よい油」として言われているのは
αリノレン酸(オメガ3脂肪酸)
日本人が不足している脂質です。
今、話題の亜麻仁油もαリノレン酸であり、
他にもシソ油なども含まれます。
体内に入る事でDHAやEPAとなり、
昔の日本人は魚からこの油を摂取していましたが、
今では摂取が少ないのと同時に体によくない油の
摂取の割合が高くバランスが崩れてしまっている状態です。
また「体によくない油」は
リノール酸(オメガ6脂肪酸)といい、
紅花油や胡麻油、サラダ油など
他にも多くの油に含まれています。
オメガ6を摂取しすぎると、
体内で「アラキドン酸」という酸を生成し、
それによりアレルギー症状を悪化させたり、
高血圧や皮膚トラブルを引き起こすといいます。
ただ、1つ注意なのはオメガ3の油は
非常に酸化しやすい油なので、
加熱や適切な保存が出来ていない場合は逆効果になります。
加熱をせずに素材にかけるか、
サラダドレッシングとして使用しましょう。
シーチキンなどツナ缶の油にも栄養は含まれている!?
魚が苦手という方でも好きだ!
という方が多い「シーチキン(ツナ)」
この油を捨ててしまってはいませんか?
シーチキンという名称は、
はごろもフーズの登録商標ですが、
いわゆるビンナガマグロやキハダマグロ、
カツオなどを主原料にしたツナ缶がありますね。
この油にはただ風味を閉じ込めたり
身を柔らかくし味を良くする為の油ではなく、
魚のうまみや栄養分が溶け込んでいます。
使用している油はオメガ6脂肪酸である
綿実油や大豆油などですが、
主原料の魚からは
オメガ3であるDHAが溶け込んでいます。
どちらの油もバランスよく摂取する事は大切なので、
ある意味食べ過ぎなければバランスのよい油ですね。