ホタテといえば貝柱が注目されますが、
お刺身でコリコリ食感がおいしいヒモ
貝ヒモなど干し物や珍味としても売られており、
とってもおいしい部位なのはご存知でしょうか?
今回はホタテのヒモに注目した
栄養や食べ方などご紹介したいと思います。
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ホタテのヒモの栄養と下ごしらえ(処理)方法
貝柱の周りをぐるりと巡りヒラヒラした部分を
ヒモ・貝ヒモ・ミミなどと呼びますが、
ここって一体なんなのと思いませんか?
正しくは外套膜(がいとうまく)と呼ばれる部分で、
ホタテの内臓を守ったり殻の成分である
炭酸カルシウムを分泌する器官です。
その先に小さく細かな黒い点が見られるのですが、
これは全て目で1つの目で100度まで見渡せるのだとか。
栄養は貝柱と同じですが
豊富なたんぱく質とタウリンや亜鉛。
旨味成分であるグルタミン酸やコハク酸、
ビタミンB1やB2など低脂質で低糖質な食材です。
ぬめりがあるので下ごしらえとして
塩でよく揉み込んでしばらく置き、
その後水ですすぐだけで十分です。
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ホタテのヒモの保存には佃煮や干し物(乾物)がおすすめ!?
ホタテのヒモを保存するなら
佃煮など加熱した方法も1つですが
干し物にするとより長持ち出来ます。
水分が抜ける分、
味も凝縮されてより旨味がアップし、
軽く炙っておつまみや料理に使う事ができます。
干し物を作る場合は下処理した後に
沸騰した鍋で一煮立ちさせて、
鍋から出してザルに広げて天日干しします。
醤油と酒を入れた煮汁で軽く煮てから干せば、
おつまみにもばっちり!
味が付いているので美味しい干し物になります。
カラカラに乾くまで干すので少々大変ですが、
空気が乾燥している冬場の晴れた日にはおすすめ。
出来た干し物は保存袋に入れて、
鮮度を保たせる事を考えて冷凍庫で保存しましょう。
ホタテのヒモを使った料理!炊込みご飯にも入れてみよう!
ホタテのヒモはそのままお刺身として
いただくこともおすすめ!
他に軽く火を入れて酢の物やフライにしたり、
バター炒めなど貝柱同様の食べ方が出来ます。
旨味の多い部分なので
炊込みご飯の具材にもおすすめです。
特に干し物やおつまみで売られているものでも
食べやすいサイズに切っているので
そのまま炊き込んでも美味しいです。
シチューなど使えて下ごしらえをした後に
ヒモも入れるとぐっと旨味がアップします。
特別な料理法というものはありませんが、
それほど難しい食材ではありません。
ホタテのヒモは捨てずに、
ぜひおいしくいただいてください。