夏場になると、体に痒みが・・・
あれ?
いつのまにか蚊に刺されている!
なんてことがよくありますよね。
そんな虫の動きが活発になる時期に
必要となってくるのが、『蚊取り線香』です。
今回はこの蚊取り線香の効果についてお話します。
Sponsored Links
蚊取り線香は、今では使用する家庭も
少なくなったように思いますが、
夏のイメージとして蚊取り線香を
思い浮かべる人も少なくないでしょう。
そんな、長年使われている蚊取り線香ですが、
どのようなものなのか詳しくは知らないですよね。
昔からあるこの虫除けは、一体どういうものなのでしょう。
蚊取り線香の効果は?何でできているの?
蚊取り線香の有効成分は、除虫菊という
草に含まれている「ピレトリン」というもの!
もしくは、人工的に作られた
「ピレスロイド」という類似の成分です。
この成分に殺虫効果があります。
スプレー式の殺虫剤などにも
これらの成分が使われてます。
殺虫剤の場合は蚊取り線香よりも
濃度が高く、虫を殺す力が強くなっています。
これらの成分を粉状にしたものと、
タブ粉(粘結剤)、でんぷん、染料などを
合わせて形作ったものが蚊取り線香です。
蚊取り線香を置く場所!効果のある範囲と時間は?
まず、蚊取り線香を置く場所ですが、玄関や窓辺など
蚊の侵入が考えられる場所。
もしくは
植木鉢や水の溜まりやすい場所。
などの蚊が卵を産む所に置くといいでしょう。
屋外や風通しの良い場所に置く場合は
風上に置くと効果的です。
使用する際は、燃えやすいものの近くに
置かないように気をつけて!!
小さいお子さんがいる場合なども注意が必要です。
効果が期待される範囲としては、
有効成分が充満すればその分、効果は発揮されます。
密室で使用すればどんどん充満するので、
範囲は部屋一体ということになります。
その使い方は臭いも気になるでしょうし
煙の出るものですから、オススメできません。
風通しのよい場所やキャンプなどで屋外で
使用するとすれば、風の具合やメーカーにもよりますが、
半径2、3メートル程は有効なようです。
ちなみに、蚊取り線香は
煙に有効成分が含まれている!
と思われがちですが、
実際は燃えている部分の少し手前から発生しています。
ですので、
煙の範囲と有効成分の届く範囲は関係ありません。
蚊取り線香の使用時間は、
大きめのもので12時間
普通サイズで7時間
ミニサイズで数時間のものと、多種多様です。
用途に合わせて使えるので便利ですね。
ムカデやアブ、コバエにも蚊取り線香は効果あるの?
ムカデやコバエ、アブなどにも効果があるのか?
これは気になる方が結構いるのではないでしょうか?
蚊取り線香で他の虫も撃退できれば助かりますよね。
蚊取り線香の有効成分は殺虫剤と同じなので、
様々な虫にとって脅威なのは確かです。
しかし、名前に「蚊取り」とあるだけあって、
基本的には蚊に効く程度に作られているものです。
Sponsored Links
虫を殺す成分が入ってはいますが、
それが効く量は虫によって違います。
単純に蚊よりも、かなり大きい虫、ムカデやゴキブリなどは
蚊取り線香程度では効き目無しと言えます。
アブなどの虫も多少嫌がるかもしれませんが
そこまで効き目はないでしょう。
コバエぐらいなら、ある程度の効果はあるかもしれません。
蚊取り線香はあくまでも「蚊取り」なので、
それぞれの虫に対する殺虫剤が販売されています。
そちらを使うほうが確実です。
蚊取り線香の種類
蚊取り線香といえば、
緑色の渦巻き状のものが一般的です。
最近は他にも種類も増えてきているようです。
・バラの香りがするようなアロマタイプのもの
・ピンクやブルーといったカラフルなもの
いろいろな蚊取り線香が登場しました。
香りが選べるというのは、なかなか嬉しいですよね。
蚊取り線香独特の香りが苦手な人も使用しやすくなりました。
古いイメージのある蚊取り線香も、
ニーズを取り入れて進化しているのです。
ミストタイプのものや、シート状のもの、電気式のものなど、
多くの虫除けが販売されていますが
蚊取り線香の効果は他のタイプと比べても優秀です!
まだまだ、夏の風物詩として活躍してほしいものです。