日本にはいくつも祝日がありますが、
春の祝日「春分の日」
なんで祝日なの?
今日は春分の日の意味などにに注目!
ご紹介してまいります。
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春分の日はいつ?その意味や由来は?
春分の日といえば
「昼と夜の長さが同じになる」
と、当日のニュースなどでは耳にしますが、
意味や由来については2つの意味があります。
1つは「春分日」
太陽が太陽高度が”0度”
すなわち春分点を通過した、
その瞬間を暦の上では「春分日」と呼ぶ事。
2つめは「皇霊祭(こうれいさい)」
歴代の天皇や皇后などの霊を祀る
宮中祭祀の1つで”春季皇霊祭”といい、
昭和22年には廃止しています。
”春季皇霊祭”は五穀豊穣を祈る習わしでもあり、
廃止した翌年、昭和23年には
”春分日を迎えるであろう日”と”春の皇霊祭”が合わさり
「自然をたたえ、生物を慈しむ」ことを趣旨とした
『春分の日』として国民の休日として
定められたというのが由来になります。
春分の日は3月20日もしくは3月21日で、
政府から前の年の2月1日に発行される
「暦要項」によって発表されます。
カレンダーや手帳を作る業者などでは
ある計算式により出された
春分の日を掲載しているんだそうです。
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春分の日に行うお彼岸にお墓参りする意味は??
丁度、春分の日を迎える頃に、
春のお彼岸を迎えますよね。
お彼岸は春分の日を挟んだ前後3日間。
春分の日を含め1週間を春の彼岸としています。
この間に仏様へ供養を行うと、極楽浄土へ行けると
考えられていた事に由来しています。
他には、本来は仏教で行われている
「春季彼岸会(しゅんきひがんえ)」で、
”彼岸”とはインドのサンスクリット語で
「パーラミター(波羅蜜多)」の訳。
意味は”向こう岸に渡る”という意味で、
・向こう岸は佛の悟りの世界(彼の岸)
・こちらの岸(此岸/しがん)迷いの世界
迷いの世界というのは、煩悩と迷いの世界である
私たちが今を生きるこの現世の事を言います。
此岸にある者が
「六波羅蜜」(ろくはらみつ)」の修行を行う事で、
悟りの世界(彼岸)の境地へ達する事が
出来るというものです。
現在では宗教問わず、お墓参りされている様ですが、
いずれにしても先祖を慈しむ気持ちは
大切にしていたいですね。
春分の日の食べ物や行事食ってあるの?
春分の日の行事食といえば「おはぎ」です。
しかし呼び方は違いがあるのです。
春の彼岸に食べるのは「ぼたもち(牡丹餅)」
「おはぎ(お萩)」は、秋の彼岸に食べるもので、
萩の花とあずきの粒を見立てたものなのです。
実際にはもち米などを蒸すなどして、軽く突いたものに
小豆餡をまぶしたもので同じものなのです。
なぜ、春彼岸は「ぼたもち」になったのか?
由来は「倭漢三才図会(わかんさんさいずえ)」という
古くの百科事典の様なものに記載が残っています。
『牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく』
つまり春の彼岸時期に咲く牡丹に
見立てたものという理由なのです。
どちらも花を想像するとピンと来ないものですが、
小豆の色と牡丹の花や萩の花の色、
赤紫色からの連想なのかな?
・・・と思えばしっくり来ます。