私たちが日頃食べている野菜には、
以外とそれぞれ種類があったりします。
今回取り上げる野菜は「きゅうり」
きゅうりも今では色々な品種改良が行われたり、
地域によっては特産の品種があったりします。
きゅうりの種類や家庭菜園におすすめの
品種についてご紹介したいと思います。
Sponsored Links
きゅうりはどれくらい種類があるの?
ご存知かもしれませんが、きゅうりは
ウリ科キュウリ属のつる性の一年草です。
本来はインド北部やヒマラヤ山麓が原産で、
日本では平安時代より栽培されていた様です。
きゅうりの漢字表記「胡瓜」の”胡”という漢字は、
シルクロードを渡って来ている事を意味しているそうです。
今では緑色のきゅうりを食べる事が主流ですが、
その時代は完熟して黄色くなった状態で
食べられていたため木瓜や黄瓜などと表記され
そのまま「きゅうり」と呼ばれる様になった所以だそう。
そんなきゅうりですがとっても種類が多く、
世界でも500品種以上とされています。
主に食用として流通している品種の多くは
「F1(エフワン)」という一代雑種品種です。
そこから大まかに
白イボ系と黒イボ系に分かれています。
白イボ系はお馴染みでその流通の90%を占めており、
皮表面にあるイボが白っぽいのが特徴です。
Sponsored Links
ちょっと変わったきゅうりの種類は?
きゅうりの品種には、地域の伝統野菜として
栽培されているものが多く、
中でも石川県金沢の伝統野菜である
「加賀太きゅうり」はとても有名です。
一般的に食べられているきゅうりとは姿が異なり、
白瓜の様な太めで中には1kgを超える重さのものもあります。
皮は少々固めですが実は柔らかいのが特徴です。
他にも山形県真室川町の伝統野菜である
「勘次郎胡瓜(かんじろうきゅうり)」や
大阪の特産種である「毛馬胡瓜(けまきゅうり)」
長野県佐久市の「佐久古太(さくこだい)きゅうり」
奈良漬けでお馴染みの奈良県特産の
「大和三尺(やまとさんしゃく)」などがあります。
まだまだ他にも地域の伝統野菜はありましたが、
現在ではほとんど栽培されていないものや、
絶滅してしまったものなどもある様です。
家庭栽培におすすめのきゅうりの品種は?
今ではポピュラーになった家庭栽培、
きゅうりの栽培も人気ですね!
家庭菜園におすすめの品種は数多くある中、
・夏すずみ
・四葉胡瓜
この2つあたりが人気がある様です。
夏すずみの人気は病気や暑さに強いという点!
管理が楽で味も良いという
特に初心者さんにはもってこいの品種です。
また、昭和19年頃に韓国から渡って来た品種
「四葉胡瓜(すうようきゅうり)」は、
市場にあまり売っておらず主に漬物に使われ、
皮がやわらかく香りも味も濃くおいしい品種です。
滅多にお店で出回らない様な品種が食べられる!
というのも家庭栽培の醍醐味。
もちろんこの2点以外にもあるので、
まずは育てる楽しみを実感してみてはいかがでしょうか?