新年になると行く初詣。
初詣ってお寺と神社、どちらに行くの?
お寺と神社の初詣の違いが
あるのはご存知ですか?
マナーとして、常識として、
知っておいて損ではありません。
今回は初詣のお寺と神社について
ご紹介していきます。
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初詣はお寺と神社どっちに行くの?両方?
基本的に初詣は、お寺でも神社でも
どちらに行ってもかまいません。
神道のみが存在していた日本に
仏教が伝来されたときに、積極的に
共存しようとした名残だと言われています。
明治時代に神仏分離が行われましたが、
元々は神社仏閣は一緒のものでしたので、
あまり気にする必要はありません。
地方によっては、初詣は神社に行き、
そのあと住んでいる近くの寺、
または菩提寺に行くところもあるようです。
参拝者のランキングを見ても、
1位は明治神宮
2位は成田山新勝寺
ですから、自分の行きたいほうに
行けばいいというのが結論です。
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初詣に行くお寺と神社の違いは?
もちろん違いはあります。
お寺では、軽く頭を下げ
鐘をついてから、賽銭を入れます。
合掌して祈願したあとに、
軽く頭を下げてその場を離れます。
神社では、軽く頭を下げ、
鈴を鳴らしたあと、賽銭を入れます。
2回深くお辞儀をし、2回拍手をします。
合掌して祈願したあとに、
もう一度深くお辞儀をします。
神社のほうは、耳にしたことがあるように
二礼二拍手一礼と言われます。
特例として、出雲大社においては、
二拍手のところが四拍手になります。
他にも独自の作法がある場合もありますので、
作法を書いた掲示があれば、それに従うようにしましょう。
お寺で神社の作法をやってしまうと、
拍手をするため音が鳴り、
周りの人に振り向かれてしまうかもしれませんね。
初詣はお寺と神社、どっちでも除夜の鐘は聞けるの?
除夜の鐘はお寺で聞くことができます。
古い年を除いて、
新年の迎える夜、それが除夜です。
この夜に、除くべき煩悩の数だけ
鐘を打ち鳴らします。
人間の持つ6つの感覚
(眼・耳・鼻・舌・身・意)を六根と言います。
この六根にはそれぞれ3種類(好・悪・平)あり、
またさらに2種類(浄・染)に分けられます。
さらに、前世・今世・来世の三世分に
分けられますので、
すべてを掛け合わせると108つになるのです。
日本仏教の年中行事のうちの1つですので、
鐘をついたことがない人は、つかせてもらえる
お寺を探して初詣にいってみるのもいいでしょう。
108つ分しかありませんので、先着順の場合は、
遅いとつかせてもらえないこともあります。
除夜の夜は、早く寝ると
早く年を取ってしまうとも言われています。
少し夜更かしして、
お寺に行ってみるのもいいかもしれません。