桃を食べていて突然、
口の中にピリピリした感じや
喉がムズムズ痒くなった事はありませんか?
桃を食べることでアレルギーを
起こす方も少なくありません。
桃で起こるアレルギー反応には、
他にどんな症状があるのでしょうか?
今回は桃で起こるアレルギーについて
詳しく解説したいと思います。
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桃アレルギーの症状は湿疹や唇、目にも?缶詰など加熱されたものでは?
桃を食べて起こるアレルギーは
『口腔アレルギー症候群』の症状の1つであり、
果物アレルギーや食物アレルギーとも言われます。
厚生労働省化学研究報告書でも
食物によるアレルギーの全体の約6%は
果物によるアレルギーが占めています。
特に花粉症を発症させる人が増えると比例して
口腔アレルギーも増加するとされています。
その症状は、口の中が痛かったり、
唇が痒くなったり喉の奥がイガイガしたり
むず痒くなったりという症状を起こします。
他にも皮膚や粘膜に蕁麻疹が見られたり、
目や鼻のかゆみ、下痢や嘔吐、
気管支喘息を起こしたり、
アナフィラキシーショック症状など
危険な場合もあります。
時には顔が腫れ上がったり浮腫んだりと
かなり酷い事もあります。
生以外に缶詰やコンポートなどで
加熱しているものは大丈夫か?
・・・という部分に関しては、
はっきりと断言出来るものではなく、
缶詰など製造過程で栄養が流出している事を考えれば
もしかしたら反応が出ない場合もありますが、
目に見えてわかる物ではないので断言できません。
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子供や赤ちゃんも桃アレルギーになる場合はある!?
赤ちゃんやお子さんでもアレルゲンとなるものを
口にすれば起こる事があります。
実際に赤ちゃんの離乳食では
桃は初期から与える事ができますが、
その際に潰して
軽く加熱したものを少量で与える様にします。
おしゃべりが出来る子供の場合は、
やはり大人の様にかゆみを訴えたり、
他には「マズい」「苦い」
といったことで訴える事があります。
そうした場合には無理に与えず、
その後、唇の腫れやかゆみが出るかどうか
様子をみるとよいでしょう。
発疹や何か変化が見られる場合には
かかりつけの小児科にて受診を行いましょう。
桃のアレルギーの検査方法や対処法は?治療はどんなことするの?
口腔アレルギーがある場合には
花粉症やラテックスアレルギーを持っている事も多い様です。
花粉症と既に診断される場合に果物など食べて
これらの症状が起きた場合には、
口腔アレルギー(OSA)と診断されます。
血液検査では出ない事もあり、
問診などから原因食物の特異IgEを判定。
治療については
抗アレルギー薬を定期的に服用したり、
副腎皮質ステロイド薬などを服用することがあります。
ショックや呼吸器系に出る場合には、
ステロイド薬の点滴治療を受けます。
体質を変える事で治る事もありますが、
完治させることは非常に困難です。
そのためアレルギー症状が出たら、
アレルギーを抑える薬の服用を即座に行い、
軽い場合には1時間程度で治まる!
といった事で抑えて行くしかない様です。