寒い季節になると、カイロや湯たんぽ、
電気カーペットなどが活躍しますよね。
ただ、気をつけて!!!
間違えると低温やけどをおこします!
低温やけどはどうしたら起こるの?
処置の方法は・・・?
今日は、低温やけどの処置などについてお話しします。
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軽度の低温やけどの処置方法は?何度からなるの?
一番身近なカイロや湯たんぽなどでは、
軽度の低温やけどになる可能性があります。
初めは、むくんでいる感じだけですが、
数日して肌が赤くなったり、すり剥けて来てから
始めて低温やけどになっていることに気づきます。
そんなときに出来る処置は、
気づいたら冷やすのが一番です。
ただ、冷やし過ぎて凍傷を起こしたり、
場合によっては低体温症になることもあるので
過度に冷やすのは注意です!
赤みなどが出ている場合には
患部を10~20分程冷やし、患部を清潔にし、
消毒や軟膏やアロエなどは使用せずに、
ガーゼなどで保護しましょう。
あくまでも受診するまでの処置にすぎず、
これだけで完治させようとせず、
病院できちんと皮膚科に行きましょう。
なお、低温やけどは40度以上から起こり、
50度ほどくらいまでを低温火傷と呼んでいます。
接触時間は1~10時間程度の間で、
皮膚内部で細胞が死滅し、
皮膚表面では水ぶくれなど
一般的な火傷と同じ症状が起こります。
そして実際に何度までは
大丈夫というものはありません。
低温火傷を軽くみると大変なことに
なりかねませんので注意しましょう!
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赤ちゃんが低温やけどしたときの処置は?
ふっと目を離した時にヒーターの熱が
赤ちゃんの足に当たって真っ赤!とか、
湯たんぽを布団の中にいれてたら低温やけどが!
寒い思いをさせてはいけないという
子を思う気持ちから起こる低温やけども
実は毎年事故がおきています。
特に赤ちゃんは皮膚が薄く、
重傷化すると傷が深くなり後が残りやすいです。
中には小さなやけどであっても、ショック状態を
起こす事もあり最悪命を失う事もあります。
皮膚がちょっと赤い!だけでも危険です。
処置は大人と同じく
流水や氷水などで患部を冷やし、
直接水がかけられない箇所には、
濡れたタオルをマメに変えて冷やし続けます。
患部に薬などは付けず、湿らせた
ガーゼや柔らかなタオルで冷やしながら
直ぐに病院へ行きましょう。
液体窒素やドライアイスでも低温やけどするの?処置方法は?
液体窒素をご家庭で使うということも
少ないと思いますが、ドライアイスは、
アイスクリームやケーキなどを買った際に
手に入る事がありますね。
いずれも直接肌に接触すると低温やけどではなく
「凍傷」で、皮膚やその下の組織が凍る事で、
やけどに似た症状を起こします。
凍傷の場合には
少しずつ温めて行く事がポイント!
洗面器などにぬるま湯を入れて、
患部をゆっくりと温めて行きましょう。
柔らかく戻って経過観察でよいですが、
水ぶくれや痛みがある場合には
皮膚・皮下組織の損傷を起こしている可能性があります。
雑菌が入り化膿を起こすと重症化しますので、
清潔にして病院へ参りましょう。
また、全てにおいて火傷で出来た水ぶくれは
細菌感染しやすくなりますので、
絶対に破かないでください!