ひき肉を買ってきたのはいいけれど、
全部使い切れず残った分を冷蔵庫へ入れていたら
変色してしまった!
この様な経験はお持ちでしょうか?
変色してしまったひき肉を捨てるのはもったいないけれど
食べても大丈夫なのか悩んだことがある方も少なくないでしょう。
そこで今回は、黒や茶にひき肉が変色してしまう原因と、
食べられるのかの見分け方についてご紹介します。
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ひき肉の中が黒く変色する原因!食べられる?
買ってきたひき肉の外側はキレイな赤色なのにも関わらず、
パックを開けてみたら中の方が黒くなっていた!
という経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?
一見、劣化商品なのかと疑わしく思えますが、
この現象には理由があります。
もちろん消費期限内できちんと保存されていたものであれば
品質に問題はなく食べることができます。
ひき肉の赤色はミオグロビンという色素タンパク質が、
酸素に触れていることで鮮やかさを保っています。
精肉に加工された時点で血液からの酸素供給がなくなるため、
肉の色が変色していきます。
ひき肉の外側が赤色なのにも関わらず、
内側が黒く変色している原因は、
外側部分のミオグロビンが酸素に触れているためであり、
中が黒いのは空気に触れておらず酸欠状態になっているためです。
そのため、ひき肉の黒く変色している部分を
30分ほど空気に触れさせることできれいな赤色に変わります。
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ひき肉が茶色に変色する原因とは?
空気に触れる面が多いひき肉は鮮度の落ちが早く、
肉の色が茶色に変色してしまうことがあります。
これは時間の経過とともに、
色素タンパク質であるミオグロビンが酸素を吸収することで酸化し、
茶色のメトミオグロビンが生成され蓄積していくことが原因になります。
ですから酸欠や酸化による変色の場合は、
基本的に食べても問題がないと考えて大丈夫です。
ただし冷蔵庫でひき肉を保存する時のドリップ、
つまり肉汁が出た状態にしてしまうと
傷みが早くなってしまうので注意が必要です。
変色したひき肉が腐ってるのか見分ける方法
酸欠による黒色変色と酸化による茶色変色は、
消費期限内であれば品質に問題ありません。
とは言え、劣化による変色のケールもあるので、
きちんと見分けて判断する必要があります。
変色したひき肉が食べられるのか?
それとも腐ってるのか見分ける一番の方法は、
ニオイを確認することです。
ニオイを確かめた時に、酸っぱいニオイや
アンモニア臭のようなツーンとするニオイの場合は、
腐敗してしまっているので廃棄しましょう。
完全に食べられない状態になると、
ひき肉の表面にぬめりやベタベタとした粘りがあり、
ひき肉の内側を含む全体が茶色に変色してしまいます。
鼻だけでなく目でも判断することがポイントです。
鮮度が落ちやすい肉でもあるため消費期限で判断せず、
自分の目と鼻の2つを使って状態を確認するようにしましょう。