普段の料理に使う機会が多いみりん。
うっかり切らしてしまっていたという経験を
お持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
わざわざ買いに行くのも時間がかかるし、
何かで代用できるのであれば、その方法でごはんを作りたいという時もありますよね。
そこで今回は、どのような材料で代用みりんを作ることができるのか?
みりんがない時の代用できるレシピと合わせて紹介します。
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そもそもみりんの原料は?料理におけるみりんの3つの役割
みりんが切れてしまって何か他の品で代用できないかを考えるために、
まずはみりんの原料を知っておきたいですよね。
みりんは、米麹・もち米・焼酎が原料として使われており、
40~60日程度熟成させたものになります。
主な役割としては3つあります。
1つめは甘み・コク・うま味を出すこと。
2つめは臭みを消すこと。
3つめは照り・ツヤを出すことです。
みりんの代用を作る時は、もち米や焼酎の発酵により生まれる甘さや
その成分によって出される照りを出したい方が多いのではないでしょうか。
他にもあまり知られていない役割ですが、
みりんのアルコール成分による臭み消しの効果がほしいかもしれません。
それでは、それらの役割を得られる代用みりんを作るために、
何が必要なのでしょうか?
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みりんは何で代用できるの?代用みりんの作り方
自宅にある調味料でみりんの代用を作りたい場合、
主に2つの方法があります。
1つめは、みりんのアルコールを日本酒で、
甘みを砂糖で出す方法です。
作り方は簡単で日本酒を3の割合に対し、
砂糖を1の割合で混ぜ合わせるだけです。
例えば、みりんを大さじ1ほしい場合は、
日本酒大さじ1:砂糖小さじ1の割合ということになります。
プロの料理人の中には、みりんを使わずに
敢えてこの方法で料理を作るということもあるそうです。
日本酒の代わりに料理酒を使うことも可能ではありますが、
料理酒には塩など他の成分も含んでいるため、
日本酒を使った代用とは違う味になる可能性があるので注意しましょう。
2つめの作り方は、アルコールを日本酒で、
甘みをはちみつで出す方法です。
混ぜ合わせる割合は日本酒が3に対して
はちみつは糖度が高いため、0.8くらいが良いと言われています。
砂糖で代用するみりんとの違いは、
はちみつで代用したみりんは照りを出しやすくしてくれます。
他にも砂糖と比べマイルドな甘みが出ますが、使う量が小さじ2/3程度となるため、
カロリーを抑えることができます。
もしも日本酒がないという場合は、
白ワインでも代用みりんは作ることが可能です。
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みりんがない時に代用できるレシピ
みりんがなくても、美味しく作れるレシピを2つ紹介します。
酒+はちみつがみりんの代用に!ブリの照り焼き(2人分)
・下準備
- 切り身のブリ(2切れ)に塩コショウをし、焼く前にキッチンペーパーで水分を拭き取ります。
- 醤油(大1)・バルサミコ酢(大1)・はちみつ(大1)・酒(大1/2)を合わせておきます。
・作り方
- フライパンにオリーブ油(大1)とにんにく(1/2片)を入れ熱し、ブリを両面中火で約5分程焼きます。
- フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、下準備で合わせておいたタレを回し入れます。
- 1分程煮詰め、ブリに照りが出てきたら完成です。
洋風のブリの照り焼きなので、定番のブリの照り焼きではない味を楽しみたい時にもおすすめです。
酒もない時は「コーラ」で代用!鶏肉のコーラ煮(4人分)
・作り方
- 鍋に鶏の手羽先(20本)を並べ、コーラ(1カップ)・醤油(大2)・スライスした生姜(2枚~3枚)を入れます。
- 落とし蓋をし強火で沸騰させ、沸騰したら弱めの中火にかけます。
※途中で何度か煮汁を手羽先に回しかけます。 - 煮汁がなくなるまで煮たら完成です。(およそ30分程度)
材料を入れて煮込むので手順も少なく、忙しい時のおかずにもおすすめです。
うっかりみりんを切らしていたけれど買いに行く時間がない!
みりんを用意できないこともありますよね。
そのような時には、ぜひ今回紹介した代用みりんや
レシピを参考にしてみてください。