せっかちな人が大根おろしが
辛くなると昔から言いますが・・・
それって本当なんでしょうか?
そもそも大根自体は辛くありませんが、
なぜ大根おろしにすると辛くなるのか?
大根の辛くなる部分ってあるの?
辛くならないようにするには・・・?
今回は大根おろしが辛い理由などについて
お話していきます。
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大根おろしの辛い部位はどこ?辛いのはなぜ?
大根おろしが辛くなるのは、大根に
含まれるアリルイソチオンネートという
成分がによるものです。
この成分は細胞が潰れる時に
化学反応を起こし、たくさん発生します。
要は、細胞を潰さなければ
辛くはないということですので、
繊維を断ち切らない様に
ゆっくりと大根をおろした方が、
辛みが少なくなるということなのです。
大根おろしを基準にすると、
大根は大きく3つの部分に分けて、
辛みが異なります。
・中央部分は大根本来の甘みが強く、
一番美味しい部分。
・根っこ側は、アクが最も強く、辛みが強い。
お好みや用途によりますが、
中央部分が最も大根らしい味わいに
適している部分といえます。
この特性を踏まえてうえで、
ゆっくりとおろすことで、
お好みの辛さの大根おろしが作れます。
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大根おろしの辛さで胃痛、腹痛になる!?理由は?
大根おろしは、体に良いといわれますが、
これはシアスターゼという酵素が
含まれており、消化を助けてくれます。
この酵素は、
熱に弱く温めるとなくなってしまいます。
また、生の大根自体には殺菌効果があり、
刺身のつまとして添えられています。
少し食べる分には、胃の中を
殺菌してくれる程度なのですが、
大根の刺激が強い大根おろしを
たくさん食べすぎたり、
辛味が強い根っこ側を生で
たくさん食べてしまうと、
刺激が強すぎて
吐き気・胃痛・腹痛の原因となります。
いくら、辛いものが好きだからと言っても、
大根おろしを食べ過ぎないように
注意が必要ですので、気を付けてください。
辛い大根おろしをレンジや酢を使った甘くする方法
大根おろしの辛みを抑える方法には、
いくつか種類があります。
・電子レンジで温める
・水にさらす
・酢や砂糖を適量加える
おろしてみてから思いのほか
辛みが出てしまった場合にも、
辛みを抑える方法があります。
また、金おろしではなく、
セラミック製のおろし器やフードプロセッサーを
使うことでも、辛みを抑えることができます。
大根おろしの辛みは、
おろしてから5~7分後がピークです。
作り置きはせずに都度おろしましょう。
栄養分であるビタミンCも
減っていきますので、
面倒がらずにおろすのが、
大根おろしを美味しくいただくコツです。