ひとえに「革」といっても
たくさんの種類がありますが、
本革と合皮の見分け方ってご存知でしょうか?
革小物の購入などで役に立つ、
今回は革の見分け方についてご紹介します。
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本革や合革・ヌメ革など良い牛革の見分け方とは?
本革の種類は非常に多いので、
ここでは牛革にしぼってお話をすすめていきます。
「本革」の特徴はとても丈夫で通気性があり、
長く使い込むほどに味が増し
比較的高価であるといった特徴があります。
それに対して「合皮」は、
リーズナブルで通気性がなく水を吸わないので
とても汚れ易く本革と比べると弱い傾向にあります。
最近ではとても精巧に出来ている合皮もあり、
見分けるのが難しいものもあります。
明らかににペラペラであったり、
革の質感の無いもの等は解り易いですが、
表面で見分けが付かない場合には、
その断面を見ると解り易いです。
本革の場合には毛羽立ちがあり、
合皮の場合には処理がされていたり、
ベース地の布で処理されている事が多いです。
例えば、ベルトなどであればベルト穴を見たり、
お財布であれば縁を見てみるとわかります。
また、光にあててみてみると、本革には毛穴が見えますが、
合皮には毛穴がなく皮膚の質感を出すシボ加工のみです。
また、良い革・品質を見分けるには、
軽く曲げてシワを見てみましょう。
シワが水ぶくれの様に出る場合は、あまりよい革ではないか、
本来なら裁断しない部分を使っている場合があります。
他にも「ヌメ革」は革本来の質感を楽しむもので
植物タンニンなめしという方法で作られた革で、
傷がつき易く水や油などにも弱くメンテナンスが不可欠です。
しっとりとした質感で、
本物は本革の見分け方と同じです。
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ワニ皮・クロコダイルなど皮の種類や特徴とその見分け方は?
爬虫類の皮革の代表でもあるワニ革、
バッグなどの小物に使われる種類には、高級皮革である
クロコダイルや、アリゲーターやカイマンといった種類があります。
「クロコダイル」には主にイリエワニの革が使われ、
スモールクロコとも呼ばれています。
1つ1つの鱗が小さく規則的できめ細かな模様であることが
特徴で、背中よりもお腹側の方が高級とされています。
「アリゲーター」はワニ革の中では
中~低でクロコダイルよりもリーズナブルです。
鱗が大きく立体感のある盛り上がりが特徴です。
アニリン革やガラス革などの特徴は?
「アニリン革」とは、革に染料を染込ませて
表面にトップコートで染込ませたもので、
いわゆる艶やかな光沢のある「ガラス革」をいいます。
革の表面(銀面)に傷が多い原料皮に際して
加工したもので、独特な光沢を持ちますが
水分には弱く、乾燥やシミになりやすいといった事や
シワの幅が広く深く入るのが特徴です。
ローファーなどで多くみかけますが、
毛穴や皮の表面の筋などが美しく浮き出て
質感が残せる染色方法です。