春や夏になると潮干狩りをしている光景は
テレビでも見たことがあると思いますが、
実際に潮干狩りをしたことはありますか?
初めていく方はどのような種類の
貝があるのかもわかりませんよね。
そこで潮干狩りで採れる貝の種類や毒、
また保存方法などをみていきましょう。
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潮干狩りで採れる貝の種類は?その名前や特徴は?
潮干狩りでよく採れる貝を5つ紹介します。
潮干狩りといえばアサリ!
一番採れる貝ですよね。
アサリの特徴はそれぞれ貝の模様が異なっています。
二つ目はシオフキ。
丸い三角形のような形をしており
青紫色がかったものが多いです。
場所によってはアサリより採れることがあります。
三つ目はカガミガイ。
全体的に白くふっくらとした貝です。
四つ目はサルボウガイ。
他の貝に比べて大きいし模様も目を引く
特徴ですのですぐわかるようです。
五つ目はバカガイです。
貝は大き目で茶色っぽい色をしているのが特徴です。
名前が少し驚いちゃいますが、
死んでいる状態が舌を出してバカにしているようだ
・・・などといった諸説があるようです。
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採れる貝で食べられる貝と食べられない貝は?貝毒があるものは?
アサリはお吸い物や酒蒸しなど
料理法はたくさんあり、
食べられるということは知っていますね。
シオフキは塩抜きの手間がかかり
大変なので調理はあまりしないようですが、
塩抜きをすればアサリ同様にお吸い物や酒蒸し、
炊き込みご飯といった料理に活躍します。
カガミガイはあまり食用に向いていません。
その理由として旨みがないことや
中身が硬いからだそうです。
こちらも塩抜きや砂抜きに手間が
かかってしまうのでまず食べないようです。
サルボウガイは赤貝の缶詰が
販売されており食べた方も多いと思います。
バカガイは刺身や天ぷらといった料理ができます。
食べると美味しい貝なのですが、
一時期日本でも貝毒での騒動があり
規制がかかるといったことが起こりました。
潮干狩りでよく採れるアサリも実は
貝毒を持っているので驚きです。
アサリの貝毒は麻酔性貝毒とアサリ毒の
2つがありそれぞれ症状も違います。
麻酔性貝毒の場合、食後30分で口唇や顔面、
そして手足にまで痺れが広がるようです。
重篤の場合麻痺が進行すると
呼吸困難で死亡する場合があります。
アサリ毒は、食後24~28時間で
倦怠感や嘔吐などといった症状が現れます。
症状が進行すると神経錯乱を起こし
1週間以内で死に至ります。
命の危険さえある貝なのですが、
加熱しても毒性は強いままで
有効な治療法は現在のところありません。
特にご自身で採られる二枚貝には要注意をしてください。
潮干狩りで採れる貝の種類別の持ち帰り方は?
どの貝を持ち帰るときも
まずやらなければならないのは、
海水でサッと洗い、
いらないものは持ち帰らないようにします。
そのあと貝同士をこすり合わせるように
水道水でヌメリをとるようによく洗うことです。
アサリの場合は、
真水に浸けておくと死んでしまいますので
しめらした新聞紙でアサリをつつみます。
そのあとクーラーボックスに保冷剤を入れておき
その上にアサリを包んだ新聞紙を置きます。
シオフキとバカガイは、
両方とも真水でヌメリをとりクーラーボックスに
バカガイを一番上にしてシオフキを置きます。
塩抜きの際に塩がいるのでペットボトルに
海水を入れて持ち帰ってくるとよいでしょう。
塩抜きをして貝だけ保存なら3日、
食べきれない場合、
貝ごと冷凍保存しておくことも可能です。
以上、潮干狩りでよく採れる貝を中心に
書いてみましたが如何でしたでしょうか?
ご家族でめいいっぱい潮干狩りをお楽しみください!