お庭などで育てている方も多い「椿」
寒い季節、花が少ない時期に咲かせることや、
葉が落ちない事で不老長寿・邪気を払うと
古くより大切にされています。
これから庭に椿を植えてみようかな・・・
そう思っている方へ!
椿の育て方についてご紹介します。
Sponsored Links
鉢植えでの椿の育て方は?植え替え時期はいつ?
鉢植えは、2~3年に1度を目安に、
鉢を大きく変えて行きます。
植え替えや植え付けと共に
新しく伸びた枝の生育期を避けた”真夏・真冬”
具体的には開花後の3~4月、
梅雨時期、秋の彼岸過ぎなど。
地植えの場合には水はけが良く
”半日陰”の場所が適しています。
根鉢の直径の1.5倍くらいの穴を掘って、
根鉢を1/3程度くずして根を切り詰めて、
深植えをしない様にします。
植え付けた後はたっぷりの水を与え、
根にも十分な水分を行き渡らせるため、
割り箸などで根のある部分を突いて水を与えます。
Sponsored Links
椿の育て方で注意したい病気対策!水やりや用土は?
鉢植えの場合には、
水はけのよい用土を使います。
一般家庭用向きで扱いやすく夏場に乾燥しにくい
赤玉土と桐生砂か、日向砂を
”1:1”の割合で混ぜた用土がおすすめです。
水やりは夏場は朝・夕、
春と秋は1~2日に1回程度で
冬は乾燥したら与えます。
地植えの場合は、植え付けの際に元肥として、
”腐葉土・堆肥・粒状肥料(植物全般用)”を
1㎥あたり150g程度を底土とよく混ぜます。
水やりは根付けば夏場の極端に
乾燥するとき以外は、特に必要ありません。
病害虫による病気対策も大切ですね。
春・夏
チャドクガの幼虫が群生します。
小さいうちは集団でいて大きくなるに連れて分散するので
集団でいるうちに一網打尽にすることが大切です。
5~7月
葉が黒カビで覆われた様になる「すす病」の原因、
カイガラムシの対策が必要です。
他に、ツノロウムシなども害虫です。
新芽時期
アブラムシが群生します。
春~秋
ハマキムシが発生します。
この虫を見つけた場合は捕殺です。
ホームセンターなどで害虫に合った
殺虫剤や殺虫殺菌剤など相談しながら購入しましょう。
椿の挿し木や剪定方法は?
剪定は開花後、早い時期に行います。
ヤブツバキは夏に花芽を作るので特に!!
夏前であっても出遅れると
花芽がつきにくくなります。
日が当らない内側の枝や重なっている枝、
枯れ枝や強い徒長枝などを枝抜きをして、
外は好みの形になる様に!
十分株内に風が通る様な剪定を行ってください。
太い枝の切り口には殺菌剤を塗りましょう。
増やしたい場合には「挿し木」で行います。
春に伸びた枝を6月中旬~8月の間に
5~6センチ切り、1時間ほど水揚げしてから
植物成長調整剤を塗布し、
赤玉土・鹿沼土の細粒などにさします。
十分水やりをし、乾燥しない様
日陰で育て、9月彼岸後から11月頃まで
必要肥料量よりも2倍に薄めた
液体肥料を月2回与え、
翌年5月~6月に鉢等に植えます。