実は大根には体に嬉しい成分が盛りだくさん！

そして、すりおろすことで
さらに効能アップが期待されるのです。

秋になると、サンマのお供に、
冬になるとおでんの具材になる大根！

今回は大根おろしの効能に
焦点をあてていきましょう。

大根おろしの効能は？汁や辛味にも効能あるの？

大根おろしのしぼり汁を飲むと
二日酔いに効く！！

というのを耳にしたことがある人は多いでしょう。

これは、消化酵素という
胃の消化を助ける働きを持っているからです。

ハンバーグなど胃に重い料理を
食べるときに、大根おろしが
薬味として添えられているのはこのためです。

また、二日酔いは
喉が痛くなることが特徴ですが、

そのような咳や喉の痛み、
声枯れにも効果を発揮します。

加熱する方法ではなく、生のまま
すりおろすことによって酵素の力は温存されます。

さらに、辛味成分にも驚くべき効能があります。

それは、イソチオシアネートによる抗ガン作用です。

すりおろすことによって化学反応が
起こり生まれるものなので、

大根はおろして食べることをおすすめします。

大根おろしは部位で効能が違うの？辛い部位は？

大根は大きく分けて、

・葉側の首の部分
・中央部分
・根っこ側の先端部分

この3つの部位に分けることができます。

首の部分は、辛味が弱いのが特徴で、
大根おろしにすると甘さがあり食べやすいところです。

中央部分は、甘味が強くどのように調理しても
美味しい部分で、辛味はあまりありません。

先端部分は、辛味が強く、
大根おろしにするとその辛さが際立ちます。

大根おろしが辛いのはなぜ？

ちなみに、葉の部分にはビタミンが
多く含まれるので、風邪予防にもなります。

細かく刻んで塩でもみ、
ご飯にのせて食べると美味しいです。

また、皮に近い部分と、中心に近い部分で、
栄養素の分布に差があります。

栄養は皮に近い部分の方が多く含まれているので、
皮を剥かずに調理するとより多くの栄養を摂ることができます。

大根の辛味成分に含まれる
イソチオシアネートの力を存分に発揮させるためには、
大根の先端部分を使うとよりいいということになります。

さらに、大根をおろし金に乗せたら、
そのままおろし金の上から下へ

直線を描くように一気にすりおろすと、
大根の繊維が断ち切られ、辛味が増します。

細胞を効率良く壊してより多くの
辛味成分を得てみてはいかがでしょうか？

冷凍した大根おろしにも効能あるの？

輪切りのまま冷凍保存し、使うときに
半解凍状態になったらすりおろすという方法と、

保存時にきめ細かくすりおろし、
少し水気を切ったらジップロックなど入れ
平らなシート状にして保存する方法があります。

冷凍することによる
栄養の損失は少ないとされていますが、

解凍するときに、自然解凍ではない場合、
ビタミンの損失が見られます。

冷凍保存するときには、
解凍方法に気を付けたいものです。

大根おろしの保存は栄養や辛味は変わるの？

一度に大量に作り、あとは小分けに
保存することで、使いたいときに

使いたい分量を取り出すことが
出来るようにしておくと、何かと便利かもしれません。